ダイアログ・イン・ザ・ダーク
22日、23日連日で、ダイアログ・イン・ザ・ダークのパーティにパンを出しました。
キラー通りに面した、おしゃれなカフェが会場です。
ダイアログ・イン・ザ・ダークとは?
ダイアログ・イン・ザ・ダークは、まっくらやみのエンターテイメントです。
参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、何人かとグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験します。
その過程で視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、そしてコミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを思い出します。
ライトを片手に、会場にパンを届けました。
真っ暗な中で、マクロビオティックの料理研究家、明朱花さんのフィリングで、出席者がサンドイッチをつくって食べるのだそうです。
五感で楽しめるよう、香り、食感に気をつけて、オリジナルブレッドをつくってみました。
マクロビに合わせ、動物性の材料はいっさい使いません。食パンは、バターの替わりにグレープシード・オイルを使いました。ファインブロートは、ヒマワリの種の食感とゴマの香ばしさにこだわったものです。
目以外のなにかで、ものを見たことがありますか?
暗闇の中の対話。
鳥のさえずり、遠くのせせらぎ、土の匂い、森の体温。水の質感。
足元の葉と葉のこすれる枯れた音、その葉を踏みつぶす感触。
仲間の声、乾杯のグラスの音。
暗闇のあたたかさ。
どんなパーティだったでしょう。
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コメント
こんにちは、レストランIでご一緒させて頂いたこだまです。
興味深いイベントですね。
HPを拝見して、理念にも共感しました。
日本人は社会的に弱い人々(障害者ばかりでなく)に対して排他的だと常々感じますが、正義感を盾にボランティア精神を押しつけるようなやり方では、なかなかつながりは広がって行かないように思います。
共感を促す、というような緩やかな働きかけは、日本人には唯一、効果的かもしれません。
私が温めている本の企画案の1つに通じるものがあるので、次回の食事会の際にはぜひ参加してみたいです。
完全な真っ暗闇を経験すること自体、貴重な体験になりますね。
投稿: こだま | 2010年10月 1日 (金) 18時34分